2008.01.20

痴呆を生きるということ (岩波新書) |小澤 勲

痴呆を生きるということ (岩波新書)痴呆を生きるということ (岩波新書)
小澤 勲
岩波書店 刊
発売日 2003-07-19




文句なく名著 2006-07-10
すばらしい本だと思った。

発行から二年で既に13刷されているのは伊達じゃない。



痴呆という病気を生きる人の心を読み解き、痴呆を抱える人と共に生きるための指針が見えてくる。



「ぼけても心は生きている」

「ぼけても安心して暮せる社会を」

これが、著者の言いたいことのほとんどすべてなのだそうだが、

この二つの言葉の重さは、

痴呆を抱える人と共に暮した経験を持つ人でないとなかなかわからないのではないだろうかと思う。



しかし本書を読めば、きっとその経験不足を補うことができるだろう。



前半での小説を題材にした痴呆の実例の解説には、崇高さすら漂っている。

その崇高さは、ぼけても心は生きているということの証明であると同時に、命の尊さの源泉なのだと思う。






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posted by セッテ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) |
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